(11)機敏の動きがある人(そっけない人)
 後ろに早く動く動きを「機敏の動き」といいます。
交換した名刺をさっさと片付けたり、ぱっと身をひるがえしてその場を離れたりするような動きが典型的です。機敏の動きには相手に敏捷な印象を与えたり、ものごとにこだわらないと感じさせたりするパワーがあります。
 例えば機敏の動きを使って何かの作業をする部下は、大変テキパキキビキビしていると評価されます。また、機敏の動きがある上司は部下が失敗しても長時間そのことに関わらないので、さっぱりした性格だと感じられるでしょう。
 機敏の動きがある人にとって、「実行する」ということは、「さっさと終わらせる」ということです。このタイプの人にとっては、ものごとをゆっくり慎重に遂行することよりも、できるだけ早く終わらせるということに意義があるのです。従って、このタイプの人は一般に作業は早いのですが、仕事が終わるとできるだけ早く仕事から離れたがり、だらだらと作業を続けることを嫌います。一度終わった仕事を何度も確認したり、繰り返して反省したりすることは苦手で、実行するそばからどんどん忘れてしまいます。また、他人とじっくり話したり関わり合ったりすることが苦手なので人間関係が淡白になりがちです。
 そのため、機敏の動きがない人から見ると、このタイプはテキパキと仕事をこなし、切り替えが早い反面、粘りがなくそっけない人だと感じられてしまいます。

 

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