(3)全体注意の動きがある人(おおらかな人)
 身体を内側から外側に回転させて、身体を大きく開くようにする動きを「全体注意の動き」といいます。ものごとに注意するときに、全体を大雑把につかもうとするのがこのタイプです。このタイプの人に典型的な動きは、両手を大きく広げたり、手を内側から外側に開くように動かしたりすることです。遠くにいる人に合図をするときに大きく手を振ったり、舞台の上のスターが観客にアピールするために両手を大きく開いたりする動きがこれにあたります。この動きには、相手の注意を自分自身に引きつけるパワーがあります。大勢の人の前で話をするようなときには、この動きをすることによって、堂々とした華やかさを感じさせることができます。
ファッションモデルやダンサーなどは、身体を内側から外側へ回転させる華やかな全体注意の動きが不可欠です。また、ツアーコンダクターや学校の先生などにも、大勢の人を動かさなければならないときには、全体注意の動きが必要になります。
 全体注意タイプの人が感じる「注意」とは、全体を大まかにつかむことであって、一つ一つ細かくチェックしたり長く迷ったりすることではありません。そのため全体注意タイプの人はものごとを細かくチェックすることの必要性を感じないので、いちいち確認する一点注意タイプの人の行動をなかなか理解することができません。
また、このタイプの人は、全体注意の動きがない人から見ると、おおらかで明るく華やかな人だと思われる反面、アバウトな面もある人だと感じられがちです。

 

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