(5)攻撃の動きがある人(決断する人)
 意図の仕方に影響する動きは四種類あります。
上から下に力を入れて動く動きを「攻撃の動き」といいます。上から下に力を入れてうなずいたり、握りこぶしや手を架空の敵に向かって振り下ろすように動かしたりするのが攻撃の動きがある人の典型的な動きです。実際に机やものをたたくこともあり、まるで獲物にとどめを刺すときのような強い動きです。
 この動きには相手に対して自分の自信や責任感を印象付けるパワーがあります。
例えば、部下に命令するときに、上司が力強いうなずきや手の動きを交えて話すと、大変自信があるように伝わります。部下が攻撃の動きを伴って報告すると、上司にしっかりしていてやる気があるという印象を与えることができます。また、この動きは相手に自分の怒りや迫力を伝えるのにも大いに役立ちます。
攻撃の動きが得意な人にとって「意図する」ということは、「決心を固める」ということです。そのためこのタイプの人はどんな些細なことであれ確信をもって「やるぞ!」と決意を固めます。例えば、昼食に出かけるときには「今日はざるそばを食うぞ!」と決意し、残業になりそうなときは「今夜は残業するぞ!」というふうに、いちいち「こうしよう!」と心に決めるのです。従ってこのタイプの人には、なんとなく他人に流されたりすぐに挫折したりする人の気持ちはなかなか理解することができません。
攻撃の動きがない人から見ると、このタイプはやる気があって自信に溢れている一方で、いちいち力が入って少しうっとうしい面があると思われがちです。

 

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