(7)協調の動きがある人(優しい人)
 下から上に力を抜いて動く動きを「協調の動き」といいます。相手に対して優しくうなずく動きや、ものを勧めるときに柔らかく手を動かすような動きがこれにあたります。
この動きには、相手に賛成していることや相手に関心があることを伝えるパワーがあります。例えば上司が部下に個人的な相談を受けたときなどに、相手の話を聞きながら大きく柔らかくうなずく動きを繰り返すと、部下は上司が自分の話を一生懸命に聞こうとしていることがよくわかり、話がしやすくなります。協調の動きは相手に対して攻撃する気がないということを明確に伝えるので、怒った相手をなだめたり、好意を伝えたりするのに大変有効です。
 さて、協調の動きがある人にとって何かを意図するということは、すなわち誰かの考え方を受け入れ賛成するということです。このタイプの人にとって、誰かに反対してま
で自分の意図を貫くということはとても考えられないことです。そのため、多少不本意なことであっても、ついつい相手の希望に添おうとしてしまいます。また、本当は反対したいにもかかわらず、反対しているということが相手に伝わりにくいために、誤解されてしまい悩むことがあります。
このタイプの人を協調の動きがない人から見ると、優しくてよく話を聞いてくれそうに見える反面、あまり自分の意見がない人というふうにも感じられてしまいます。

 

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