みのもんた

一点注意
攻 撃
虚 脱
独 断
接 近
突 進
機 敏

 日本の昼のもう一つの代表的な番組、「おもいッきりテレビ」の司会者である「みのもんた」は、中高年女性に圧倒的な人気を誇っています。
彼の動きのレパートリーもまた、一点注意、攻撃、虚脱、独断、接近、突進、機敏ですが、「みのもんた」の特徴は何といっても、あの噛んで含めるような説明の仕方といえるでしょう。実際にはけっこうむずかしい内容の話をしているにもかかわらず、スタジオで聞いている大勢の主婦の興味をそらさないのは、みのさんが一点注意+接近の動きを使って、非常にわかりやすく説明しているからです。
さらに、「みのもんた」は説明の合間合間に、指し棒や指でパネルや机をパンパンと勢いよく叩いて視聴者の注意をひきつけますが、これは一点注意+突進+機敏、あるいは、一点注意+攻撃+機敏の動きを使っています。その上に、時々ジョークを言って笑わせたり、自分でもちょっとした失敗をして、そのたびにぐったりと前に倒れたり、笑い崩れたりする虚脱の動きを入れることによって、説明に変化をつけているのです。
また、彼は接近の動きが大変うまいので、お客さんのそばにゆっくりと近づくことができます。この接近の動きが彼独特のまったりしたイメージを生みだしています。しかし、それがあまり暑苦しい感じにならないのは、彼に機敏の動きがあり、用事が済むとさっさと後ろにさがってしまうからなのです。みのさんは、
「お嬢さん、ずいぶん大きなブローチですねえ」
などと言いながらスタジオで番組に参加しているご婦人にゆっくりと近づいてニッコリ笑い、次の瞬間にはくるりときびすを返して離れていきます。このスピーディーな動きは、彼のゆっくりした動きに切れ味とクールさを付け加えるため、さらに魅力を増しているのです。

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