−(1).接触型デザインの店とはどういう店か?
 

接触型デザインの店は、店の原型です。

戸板一枚を道に置いて、その上に商品を並べると

一番簡単で、なおかつ最も基本的な店になりますが、

そのイメージを継承しているのが、この「接触型デザイン」の店です。

全国各地に今も開かれる市の店や、屋台や、

百貨店の地下食品売り場や、一階の貴金属売り場、

かつての化粧品売り場などによく見られたデザインです。

下のイラストは20数年前の百貨店の食品売り場の様子ですが、

現代のデパ地下でも、基本的なデザインに大きな違いはありません。

このデザインは簡単ですが、すでに完成しているといえます。

下のイラストのように、ケース1本が一軒の店のスペースで、

その後ろが狭い販売員空間になっています。

このようなタイプの店を

「販売員空間が狭い接触型デザインの店」といいます。

 

次のイラストの店は、昭和の終わりごろから目立つようになった、

「販売員空間が広い接触型デザインの店」です。

当時は百貨店の中にこのような大型の店はめずらしく、

販売員のなわばりが解除しやすいため、一人勝ち状態になっていました。

現在ではこのような店は多くなり、競争も激しくなったので、

かつてほど独走することはむずかしくなってしまいました。

 

 

 



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