6−(1).引き込み・回遊型デザインの店とはどんな店か?
 

店頭には商品を陳列せず、客が店内に入ってから

ぐるぐると見て回るような店を、引き込み・回遊型デザインの店と言います。

店内に、客が回遊できる道を引き込んだ構造の店です。

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販売員空間がある、引き込み・回遊型デザインの店」

の典型例は、コンビニエンスストアです。

コンビニエンスストアでは、販売員は

レジカウンター以外では接客をしません。

いわゆるセルフサービス方式で、客は自由に

回遊通路を回遊し、商品を見たり触ったりして

商品を選択し、自分でレジへ運んで精算します。

 

 かつては、セルフサービス方式の店は、

スーパーマーケット、コンビニエンスストア

が中心で、後は趣味性の強い商品を扱う

書店とレコード店くらいでしたが、

今日では、ファッション、化粧品、薬品、生活雑貨など

多くの扱い商品の店がこの構造になっています。 

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販売員空間のない、引き込み・回遊型デザイン」

の店は、商店街の店にも多く見られましたが、

現在では、高級品を扱うブランド店などに多く見られます。

店頭にはいっさい商品が飾られていないため、

店の様子を知らない客にとっては、ちょっと

入りにくい感じがする店です。

この店は、回遊型ではあっても

セルフサービス方式ではありません。

このタイプの店では高級品を扱うことが多いため、

客が購入を決めるまでに販売員の手助けが必要となるので、

販売員は客空間に出て客に対応しようとします。

それだけに、この店は販売員のなわばり主張が強くなりやすく、 

また、販売員の身体信号が目立ちやすいため、

個人の業績差が出やすい構造です。

 



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