6−(2).引き込み・回遊型デザインの店
(販売員空間がある場合)
の接客方法
 

販売員空間がある、引き込み・回遊型デザインの店では

接客アプローチは必要ありません。

客はこの構造の店からは「接客されない」という

メッセージを受け取るので、こういう店であるにも

かかわらず、販売員が接客をするととまどってしまいます。 

 

 スーパーマーケットのように店が大きい場合には問題は起こりにくいのですが、

店が小さい場合には、商品空間と販売員の空間(レジカウンター)が

すぐ近くになり、販売員が思わず接客したくなるような場合もあります。

しかし、客が商品をレジに運んでこない限り、接客しないことが

客を自由に回遊させることになるのです。

販売員は、客空間に出たら、商品補充などの

作業中のアクション

をすることで、なわばりを解除し、店に活気を与えることができます。

書店やレコード店は昔からこの構造をとっていましたが、

かつての小規模の店の場合には、レジカウンターから

販売員が客をじっと見つめたり、

なにかと説明をしようとしたりすることもありました。

そういう店では客が落ち着いて商品を見たり選んだり

することができないので、セルフサービス方式を徹底した大型の

店ができると、客はどんどんそちらに引き付けられてしまいました。

 販売員空間がある構造であっても、規模が小さい店の場合は、

販売員のアクションが非常に大切になります。

 

 

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