新登場のスィーツ店の失敗
教わったとおりにやっているのに失敗するのはなぜ?
 

 最近のスィーツブームのおかげで、どこのスィーツ店も大繁盛、

といいたいところだが、それだけ競争が厳しくなり、       

通行客の多いデパ地下でも、生き残るのは大変になっている。

商品はどこもそれぞれ力を入れているので、自分の店の商品が

飛びぬけて大人気ということはなかなか期待できない。     

また、デパ地下に出店しているのなら、店のデザインはいたい

似たり寄ったりである。

そこで、大切なのが販売員の力だ!

ところが、一生懸命やっているのに、さっぱり成績があがらないことがある。

そういうときは、往々にして販売員が

まちがったアクションを指導されている

ことが多い。

              

下の店はデパ地下にある洋菓子店で、ケースはL字型に

曲がっており、メイン通路とサブ通路に面している。

場所も悪くないし、商品も魅力的なのに、気の毒なほど客が集まらない。

 

 

 
この店で理解に苦しむことは、販売員が二人とも通路に立っているということ。

なぜ理解に苦しむかというと、この冷蔵ケースはごく一般的なもので、

後ろから商品を出し入れする構造のものだからだ。

 客が来たらケースの前で注文を聞き、

それからいちいちケースの後ろに回って、

商品を包装するのだろうか?

       

さて、ケースの前に立った販売員は通行客に声をかける。

通行客は、歩きながらケースの商品に目を走らせるが、

立ち止まったら接客されるのは明らかなので、

まだ買うことが決まっていない客は立ち止まらない。  

 

一人の販売員がケースの前に立っているだけでも

十分強いなわばり主張になるのだから、

二人になるとその威力は大変強力である。 

 

 販売員の一人が、他のスタッフから呼ばれて持ち場を離れた。

 

販売員がいなくなり、なわばりが少し解除されたので、

通行客が商品に興味を示す。 

 

待ち構えていたもう一人の販売員は、

客が来たのでここぞとばかり接客を開始。  

 

すると、強いなわばり主張となり、

特に買う気がなかった客はさりげなくその場を離れた。

接客の仕方が不十分だったのかと思い、

一生懸命声をかけ続ける販売員。 

 

そこに再び二人目の販売員が帰って来た。

持ち場を離れたことで、客を逃したのではないかと心配している。 

しかし、それは全く間違っている。

この店は再び、非常になわばり主張の強い状況に

戻ってしまい、なかなか客が近づく隙がなくなってしまう。

デパ地下などでは特に、客は衝動的に物を買う。

だから、できるだけ冷やかし客を引き付ける必要がある。

冷やかし客を追い払い続ける販売員のいる店は

衰退する 

 

この店は 

 

  

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